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Y’s telling

Y’s tellingBLOG

2018.10.07

北の大地からの経営者発信③ カネショウ ウスイ 代表 関根 浩史さん 「ホタテは捕れるシーズンで甘みが違う。だから調味料の割合を変えて加工するんです」 ホタテを使った珍味

ホタテ漁の船に乗っていた男は、ホタテを知りつくし、そして味を極める。珍味製造販売「カネショウウスイ」代表、関根浩史さん。建設関連から転身した義父、臼井由和さんの跡を継いだ。

代表的な商品は「カネショウウスイ製造 ほたて みみ珍味」。ホタテに甘みを絡ませて焼いてあり、香ばしいなんとも言えない珍味に仕上がっている。贈答用としては「焼きホタテ」がお勧めだ。いずれも品薄で予約しなければ入手しずらい。

自らが加工場でホタテの貝柱やヒモ(みみ)を剥き、味つけして、焼くなど一連の作業をこなす。

 

 

 

 

 

味は経験と勘が決め手となる。15年前にホタテ漁の船を下りてから、先代とともに加工場を手伝いながら、秘伝の味を自らの舌と指先で覚えていった。機械化できない工程が多いのでどうしても手作業になるからだ。

「糖質が焦げる味はなんとも言えず、いいものだ。いかに深い味にするかが勝負。これは箝口令、企業秘密です」。3年前に代表となり、経営者の自覚も出てきた。

先代から引き継いだ味ではあるが、調味料の配分は約10年間ホタテ漁の船に乗った経験が生かされている。

 

関根さんは「時期によって糖分と塩分の割合を変える」と説明する。ホタテが卵を持っている時期は貝柱に甘みが少ない。卵に栄養が行くからだ。だから塩分を控えた味にする。放卵の時期は逆に貝柱に栄養がいって甘くなる。だから塩分を多くする。

広告は出していない。一回食べてもらい、味に納得してもらえれば、リピーターがくる。味を知ってもらうことこそが、カネショウウスイの営業だ。

悩みは原料費の高騰である。ホタテがなかなか手に入らないため、生産量が制限される。「うちの商品のファンは道外の関西などにもいる。品薄でその方々にカネショウウスイの味を届けられないのは残念」と申し訳なさそうに言った。

 

会社概要

商号       カネショウウスイ

代表者    代表 関根 浩史

住所       北海道紋別郡湧別町錦町280-1

創業       平成9年

 

主要製品

オホーツクの新鮮なホタテを使った珍味の製造

 

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